【2026年版】ハンバーガーチェーンの店舗数ランキング
2025年5月26日 | 業界・地域分析
ここ数年大型のM&Aにより、親会社や運営会社の交替、新ブランドへの転換出店などの動きが続いたハンバーガー業界。昨今の店舗数はどのような動きをみせているのでしょうか。
2026年版(2025年4月~2026年4月)では、当社のチェーン店データを元に、ハンバーガー(※)のチェーン別店舗数ランキング、前年同月比増減状況を集計しました。また、上位5チェーンにおける近年の店舗数推移も探ってみました。
※当社の集計では「ケンタッキーフライドチキン」「サブウェイ」も、ハンバーガーチェーンのカテゴリーに分類しています。
データの集計方法について
- 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべてのチェーン店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
- 2026年4月時点で、国内に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
- 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
- 店舗数の増減率(%)は、2026年4月と2025年4月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。
目次
【2026年版】ハンバーガー 店舗数ランキング(1~10位)
チェーン別店舗数ランキングを4月の前年同月比でみると、10チェーン中 7チェーンで増加しており、減少は2、プラスマイナスゼロが1となっています。
店舗拡大路線を突き進むチェーンは?
最も増加率が高いのは、「ロッテリア」からの転換出店が進んだ「ゼッテリア」で、前年同月と比べ638.2%(217店舗)の増加となっています。これによりゼッテリア ブランドは、今回(2026年)ランキング5位に浮上しています。
通常の新規出店が最も増えたのは「バーガーキング(30.1%・81店舗増)」で、これに続く「サブウェイ(15.4%・30店舗増)」も順調に店舗数を伸ばしています。
また、ランキング2位の「ケンタッキーフライドチキン(5.0%・64店舗増)」が堅調に増加し、最大手「マクドナルド(1.6%・49店舗増)」も、今回ついに3,000店の大台に乗せました。
一方、前年比減少は2チェーンのみで、「モスバーガー」が0.8%・10店舗の微減、「フレッシュネスバーガー」も1.9%・3店舗減とわずかに減少しました。
チェーン別店舗数ランキング(1~10位)
| 順位 | チェーン名 | 2025年4月 | 2026年4月 | 増減率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | マクドナルド | 2,978 | 3,027 | +1.6 |
| 2位 | ケンタッキーフライドチキン | 1,278 | 1,342 | +5.0 |
| 3位 | モスバーガー | 1,312 | 1,302 | -0.8 |
| 4位 | バーガーキング | 269 | 350 | +30.1 |
| 5位 | ゼッテリア | 34 | 251 | +638.2 |
| 6位 | サブウェイ | 195 | 225 | +15.4 |
| 7位 | フレッシュネスバーガー | 157 | 154 | -1.9 |
| 8位 | ウェンディーズファーストキッチン | 75 | 76 | +1.3 |
| 9位 | 淡路島バーガー | 51 | 51 | 0 |
| 10位 | クアアイナ | 35 | 36 | +2.9 |
【参考情報】
「ゼッテリア」は、当社2026年4月調査(ランキング作成時)以降も転換出店が進み、2026年5月調査時点では「269店舗」であることがわかっています。同時期には「ロッテリア」のウェブサイトも閉鎖されており、転換は完了したもようです。
ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています
日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。
【年推移】上位5チェーン 2022~2026年の動向
全体的に増加基調の中で、際立つ急増チェーンとは
ハンバーガー業界では、ゼンショーホールディングスによる「ロッテリア」買収や「バーガーキング」の店舗急拡大など、ここ数年大きな変化が起きています。この項では、店舗数ランキング上位5チェーンの近年(2022~2026年4月時点)の動向を、当社の経年データをもとにみていきます。
マクドナルド
「マクドナルド」の2022~2026年の店舗数推移をみると、少しずつ前年を上回って推移しており、2026年は当期間では最も大きな増加幅となっています。当社データによると、2025年12月に3,000店の壁を突破し(3,004店)、2026年4月には3,027店となっています。

ケンタッキーフライドチキン
「ケンタッキーフライドチキン」の過去5年の店舗数推移をみると、前年同月比で増加を続けており、特に2025・2026年は伸び率が高まっています。
当社では「ケンタッキーフライドチキン」をハンバーガーチェーンのカテゴリーに分類しています。このため当社ランキングにおいては、今回(2026年)「モスバーガー」と順位が入れ替わり、店舗数 2位に浮上しました。
ちなみに、運営会社の「日本KFCホールディングス」は、米投資ファンドのカーライル・グループの買収を受け、2024年9月に完全子会社となっています。

モスバーガー
「モスバーガー」のここ5年の店舗数推移は、2023年から3年連続で前年を上回ったものの、2026年はわずかながら前年を下回りました。

バーガーキング
「バーガーキング」のここ5年の店舗数推移をみると、2023年が前年に比べて20.8%増、2024年は18.8%増、2025年に21.7%増、2026年には30.1%増と、急カーブを描いて増加しています。
ちなみに、バーガーキング日本事業の運営会社「ビーケージャパンホールディングス」は、2025年11月に香港の投資ファンドから米金融大手ゴールドマン・サックスに売却されることが発表され、2026年4月現在 同社の傘下に入っています。

ゼッテリア
ゼンショーホールディングス(HD)が運営する「ゼッテリア」の店舗数推移をみると、当社が調査・収集を開始した時点(2024年7月)10店舗であったものが、翌2025年4月は34店舗、直近の2026年4月は251店舗と急増しました。
2023年4月にゼンショーHDが「ロッテリア」を買収し、同年9月に「ゼッテリア」ブランドの1号店がオープン。その後「ロッテリア」から「ゼッテリア」への転換出店が進められてきました。当社データでここ1年(2025年4月~2026年4月)の動きをみると、月ごとに転換出店のピッチを上げている様子が窺えます。

公表業績は「増収増益」、月次データも連続増加
業績を公表している大手運営会社の決算をみると、まず「日本マクドナルドホールディングス(HD)」の 2025年12月期決算短信[連結](2025年1~12月)は、売上高が前年同期比2.7%増、営業利益は10.9%増、純利益6.1%増の「増収増益」となっています。直近の2026年12月期第1四半期(2026年1~3月)では、売上高が前年同期比2.7%増、営業利益39.3%増、純利益44.4%増と、利益の増加幅が広がっています。
「モスフードサービス」の2026年3月期第3四半期[連結](2025年4月~2025年12月)も、売上高が前年同期比7.4%増 、営業利益は47.3%増 、純利益が45.6%増の「増収増益」で、利益の大幅増が目立っています。
また、月次報告を発表している3チェーンを同期間(2025年4月~2026年3月)でみると、「マクドナルド」では、既存店売上高と客単価は前年比プラスで推移しており、客数の2026年3月だけがマイナス0.9%となっています。
一方、モスバーガーは、既存店売上高・客単価・客数がすべて前年同月を上回っており、ランキング6位の「サブウェイ」も、既存店売上高・客単価・客数ともに、すべての月で増加しています。
以上のように公表されている業績を見る限り、好決算や連続増加の月次報告となっており、ランキング上位チェーンの店舗数も全体的に増加傾向にあります。コロナ禍も順調に乗り切ったハンバーガーが、数ある外食産業の中でも人気ジャンルであることを窺わせる状況となっています。
2028年までに600店舗まで増やす計画を発表して業界の台風の目となっている「バーガーキング」をはじめ、大手外食企業のM&Aによって誕生した新ブランド「ゼッテリア」の店舗戦略など、ダイナミックな変化を予感させるハンバーガー業界の今後の動向に注目したいところです。
本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています
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