【2026年版】ホームセンターの店舗数ランキング
2026年4月21日 | 業界・地域分析
コロナ禍では需要の盛り上がりをみせたホームセンター。コロナ後数年を経た現在、チェーン店舗数はどうなっているのでしょうか。
2026年版(2025年1月~2026年1月)では、当社のチェーン店データを元に、ホームセンター(※1)のチェーン別店舗数ランキングや増減状況を集計しました。また、関連分野の中でも近年特に勢いがある「プロショップ(※2)」大手3チェーンの店舗数推移も探ってみました。
※1 工具、プロショップ等、関連する専門業態のチェーンも含まれています。
※2 建築資材・工具・金物・作業衣料・電材・管材など、職人向けの資材を扱う業態です。
データの集計方法について
- 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべてのホームセンターを網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
- 2026年1月時点で、全国に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
- 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
- 店舗数の増減率(%)は、2026年1月と2025年1月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。
【2026年版】ホームセンター 店舗数ランキング(1~15位)
プロショップが増勢を維持
チェーン別店舗数ランキングを1月の前年同月比でみると、15チェーンのうち 増加しているチェーンが9で、減少は3チェーン、プラスマイナスゼロも3、となっています。
最も増加率が高いのは、ランキング11位の「プロショップホダカ(9.0%・6店舗増)」で、「コーナンPRO(8.0%・12店舗増)」と「建デポ(8.0%・7店舗増)」が同率で続きます。今回(2026年版)も引き続き、プロショップが増勢を維持する形となっています(詳細は【年推移】の項を参照)。
その他の増加チェーンでは、主に自動車・バイクの整備工具やDIY用品を扱う「アストロプロダクツ(3.4%・7店舗増)」が目立ったところ。カインズ「2.4%・6店舗増」「ホームセンターコーナン(2.2%・7店舗増)」がこれに続いています。
一方、減少したのは「DCM(1.0%・7店舗減)」「ジュンテンドー(2.4%・3店舗減)」「サンデー(5.6%・4店舗減)」の3チェーンです。
「DCM」は、2024・2025年に進めたグループ再編(傘下7ブランドの統一とケーヨーデイツーの吸収合併)が1段落し、今回はわずかながら減っています。また、イオングループの「サンデー」は、2023年以降プラスマイナスゼロの横ばいが続いていましたが、今回はやや高めの減少率となっています。
ちなみに、ランキング15位の「ホームセンター スーパービバホーム」はビバホームの大型店です。一般的な規模の「ホームセンター ビバホーム」もあり、ランキング圏外(2026年1月時点の店舗数:38店)となっています。
チェーン別 店舗数ランキング(1~15位)
| 順位 | チェーン名 | 2025年1月 | 2026年1月 | 増減率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | コメリ | 1,375 | 1,384 | +0.7 |
| 2位 | DCM | 668 | 661 | -1.0 |
| 3位 | ホームプラザナフコ | 345 | 345 | 0 |
| 4位 | ホームセンターコーナン | 313 | 320 | +2.2 |
| 5位 | カインズ | 246 | 252 | +2.4 |
| 6位 | アストロプロダクツ | 203 | 210 | +3.4 |
| 7位 | コーナンPRO | 150 | 162 | +8.0 |
| 8位 | ジュンテンドー | 125 | 122 | -2.4 |
| 9位 | DCMニコット | 114 | 116 | +1.8 |
| 10位 | 建デポ | 88 | 95 | +8.0 |
| 11位 | プロショップホダカ | 67 | 73 | +9.0 |
| 12位 | ダイユーエイト | 70 | 70 | 0 |
| 13位 | サンデー | 72 | 68 | -5.6 |
| 14位 | ホームセンターグッデイ | 65 | 65 | 0 |
| 15位 | ホームセンター スーパービバホーム | 61 | 62 | +1.6 |
ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています
日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。
【年推移】プロショップ大手3チェーンの動向(2020~2026年 1月時点)
3チェーンそろって右肩上がり
「プロショップ」は、建築資材・工具・金物・作業衣料・電材・管材など、職人向けの資材を扱う業態です。従来は主に建材商社や金物店が担っていた分野ですが、近年はホームセンター系プロショップの出店強化や新規参入が目立っています。
この項では、プロショップ大手3チェーンの近年(2020~2026年1月時点)の動向を、当社の経年データをもとにみていきます。
コーナンPRO
「コーナンPRO」は、ランキング4位「ホームセンターコーナン」を運営するコーナン商事株式会社のプロ業態で、2000年度に1号店が出店しています。
「コーナンPRO」のここ6年の店舗数をみると、すべて前年を上回って推移しており、2021年は特に大きな伸び(27.6%増)を示しています。2023~2025年も2ケタの対前年比増加率となっています。
建デポ
「建デポ」もコーナン商事株式会社のプロ業態ブランドで、2019年にM&Aによりコーナングループに入りました。
「建デポ」のここ6年の推移は、2021年が前年から横ばいであったものの、2022年以降は前年を上回っており、2024年が最も高い12.3%増となっています。
プロショップホダカ
「プロショップホダカ」は、ランキング2位「DCM」グループのホダカ株式会社が運営するプロ業態で、2008年に事業がスタートしました。
「プロショップホダカ」の6年間の店舗数の動きは、すべて前年を上回って推移しており、特に2022年の増加率が58.1%増と突出しています。2023・2024年も2ケタの伸びをみせています。

そのほかの「ホームセンター系プロショップ」は?
上記大手3チェーン以外にも、多くのホームセンターがプロ業態を手掛けています。ここでは、どんなプロショップがどのホームセンター運営会社によって展開されているのかをご紹介します(※)。下表のプロショップは、今のところ15店舗以下の展開となっており、プロショップ3大手との間には大きな開きがある状況です。
※2026年3月調査。すべてを網羅したものではありません。
ホームセンター系 プロショップ(大手3チェーンを除く)
| チェーン名 | 運営会社 | 備考 |
|---|---|---|
| コメリ PRO | (株)コメリ | - |
| C'z PRO | (株)カインズ | 2020年、1号店オープン |
| ロイヤルプロ | ロイヤルホームセンター(株) | 2014年、ロイヤルプロ 川越 オープン |
| ハードストック | (株)エンチョー (DCMグループ) |
2025年、DCMがエンチョーを完全子会社化 |
| 本田屋 | (株)ジョイフル本田 | 2018年、1号店オープン |
| エイトプロ | (株)ダイユーエイト (アレンザHDグループ) |
2020年、1号店オープン |
| ムサシプロ | アークランズ(株) | - |
| ビバホームプロ | アークランズ(株) | 2022年、1号店オープン |
| アークマスター | アークランズ(株) | 2025年、1号店オープン |
| JOY PRO | 西村JOY(株) | - |
| プロショップ Day PRO | (株)サンデー (イオングループ) |
2022年、1号店オープン |
| PRO site | (株)ホームセンターバロー (アレンザHDグループ) |
2018年、1号店オープン |
| PLUS ONE | (株)プラスワン | 2003~2004(塩尻店)、2006年(岡谷店)、建築資材部材、工具等の品揃を充実させた業態に転換 |
| OK PRO | (株)ホームインプルーブメントひろせ (コーナングループ) |
2023年、コーナンがホームインプルーブメントひろせを 完全子会社化 |
市場は再び「頭打ち」、新たな再編機運も
各社業績、統計からわかる市場動向は?
ホームセンター運営会社(対象:当社ランキング1~15位)の業績発表(※)で 売上高・利益の対前年同期比を調べたところ、「増収増益」が2社で「増収減益」は1社、「減収増益」「減収減益」が2社ずつ、とさまざまです。
※2026年2月期第3四半期 または 2026年3月期第3四半期の決算短信、計7社分
一方、商業動態統計調査(経済産業省)の2025年のホームセンター商品販売額(※)は3兆3,917億3,300万円で、前年比0.2%の減少となっています。
商品販売額の近年の推移をみると、2020年に6.8%と大きな伸びをみせたものの、2021・2022年は再び前年比減となり、2023年は横ばい、2024年に1.7%増と若干増加し、2025年はわずかながら減少といった経過を辿っています。
コロナ禍の特需でそれまでの「頭打ち」状態を一時的に脱したものの、中長期でみるとやはり「市場の停滞感は否めない」というのが実情です。
※経済産業省 商業動態統計調査 時系列データ ホームセンター商品別販売額等及び前年(度、同期、同月)比
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result-2/index.html
大型M&A案件が新たに浮上 次の狙いは「食品」か
この3月末(2026年)、コーナン商事が、「ダイユーエイト」「ホームセンターバロー」を運営するアレンザホールディングス(HD)に対して行っていた株式公開買い付け(TOB)が成立しました。
アレンザHDはスーパー大手・バローHDの連結子会社ですが、このTOB成立により、コーナンの持ち分法適用会社にもなる見通しです。コーナンとバローHDは資本業務提携でも基本合意しており、今後両社の連携・協業体制によるシナジー創出が見込まれています。
このほかにも「カンセキ」が低価格スーパーやジムなどFC先との複合出店を進めていたり、イオンが傘下ホームセンター「サンデー」を完全子会社化して食品比率が高い新型店舗を将来計画するなど、従来のホームセンター業態の枠を超えた店舗展開が進められつつあります。
ホームセンター市場が成熟化し、ドラッグストアやスーパーセンター、ディスカウントストアなど垣根を超えた競争が激しくなる中、新たなサービスの展開や他業態との複合化、業態多角化といった動きが今後ますます活発になりそうです。
本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています
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